農村歌舞伎 200年祭
特徴: 中央舞台が奈落に下りて、上から同じ舞台がせり落ちてくる。
すべて人力です。
上からせり落ちる舞台で人力という回り舞台は、全国にほとんどないのでは。


私が生まれ育ったふるさとです。
創建二百年祭が行われ、
シェークスピア(夏の世の夢)上演、
歌舞伎(奥州安達ケ原三段目)にお友達のお姉さん、お孫さんが出演するというので
見に行ってきました。
普段は静かな地域ですが、この日は国道353号とともに
賑わっていました。
ここからは長くなりますので、興味のある方はご覧くださいね。

上三原田歌舞伎舞台伝承委員会の方たちが、半年かけて屋根と桟敷を制作
杉の丸太を微妙なカーブにし、縄で縛っていく
ところどころ、白いロープを使っています。
残念ながら、2日間の上演が終わった後には
この立派な屋根は壊されてしまうんです。

会場内は、こんな風に桟敷で見ます。
パンフレットにもあるように普段は茅葺の小さな小屋に見えている回り舞台ですが
上演の時は戸が倒され左右奥と広がります。
インタビューの時に、東京から来たという
お客さんもいましたよ。


上は【夏の夜の夢】 下は【奥州安達ケ原三段目】 の場面
中央の舞台が回っているのがわかりますか。
下の舞台は奈落へせり落ち、上からはせり落ちてきます。
その作業は舞台の下でたくさんの人数で人力で動かしています。
※ こうして
長い時間をかけ制作された屋根桟敷、
長い練習時間をかけて上演された歌舞伎やシェークスピアも
きのう、今日と2日間に渡り、凝縮された二百年祭りも終わってしまいます。
もう何年か先にまた行われるのでしょうか。
懐かしい、幼馴染にも会えた、1日の夢、楽しませていただきました。
最後まで下手な写真、説明にお付き合いいただき、ありがとうございました。 m(__)m
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